iDeCo
iDeCo(個人型確定拠出年金)の始め方完全ガイド|節税効果・証券会社選びまで
最終更新日:2026年4月18日
免責事項:本結果は一般的な税制情報に基づくシミュレーションであり、個別具体的な税務相談ではありません。 推定節税額はあくまで概算です。最終判断は税理士にご相談ください。
この記事でわかること
- ✔ iDeCoで実際にいくら節税できるか年収別シミュレーション
- ✔ 加入できる人・できない人の条件と2024年改正のポイント
- ✔ 証券会社の選び方と口座開設から拠出開始までの手順
iDeCoとは?節税の仕組みをわかりやすく解説
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、毎月の掛金を自分で運用し、60歳以降に受け取る私的年金制度です。最大の特徴は掛金の全額が所得控除になること——つまり毎月の掛金がそのまま節税になります。
- 掛金が全額「小規模企業共済等掛金控除」として所得控除になる
- 運用益が非課税(通常は約20%課税される)
- 受取時も退職所得控除または公的年金等控除が使える
💡年収500万の会社員が月2.3万円(年27.6万円)拠出すると、所得税+住民税で年間約5.5万円の節税になります。30年続ければ累計165万円以上の節税効果。
年収別 iDeCo 節税シミュレーション
以下は会社員(企業型DC未加入)が月2.3万円(上限額)を拠出した場合の試算です。
| 年収目安 | 所得税率 | 年間節税額(所得税) | 年間節税額(住民税) | 合計節税額 |
|---|---|---|---|---|
| 300万円 | 5% | 約1.4万円 | 約2.8万円 | 約4.1万円 |
| 500万円 | 10% | 約2.8万円 | 約2.8万円 | 約5.5万円 |
| 700万円 | 20% | 約5.5万円 | 約2.8万円 | 約8.3万円 |
| 1,000万円 | 33% | 約9.1万円 | 約2.8万円 | 約11.9万円 |
⚠️掛金の上限は加入区分によって異なります。自営業者は月6.8万円、企業型DC加入者は状況によって異なります。勤務先の人事部に確認しましょう。
iDeCoに加入できる人・できない人
加入できる人(2022年法改正後)
- 20歳以上65歳未満の国民年金被保険者(ほぼ全員が対象)
- 企業型DCに加入している人(原則として同時加入可。会社の規約確認が必要)
- 公務員(2017年から加入可能に)
- 専業主婦(夫)も第3号被保険者として加入可能
加入できない人
- 国民年金の保険料免除・猶予を受けている人
- 農業者年金の被保険者
- 60歳以上で国民年金に任意加入していない人
iDeCoの始め方|口座開設から拠出開始まで
STEP1: 証券会社(運営管理機関)を選ぶ
手数料・商品ラインナップで選びましょう。運営管理手数料が0円の証券会社が複数あります(SBI証券・楽天証券・松井証券など)。
STEP2: 書類を取り寄せて口座開設
証券会社のWebサイトから申込書を請求。会社員は「事業主証明書」を勤務先に記入してもらう必要があります(数日〜2週間程度)。
STEP3: 掛金額と運用商品を設定
月の掛金額(1,000円以上・上限は加入区分による)と、投資信託・定期預金などの運用商品を選びます。インデックスファンドが初心者にはおすすめです。
✅口座開設から初回の掛金引落しまで2〜3ヶ月かかることが多いです。早めに手続きを始めましょう。
よくある質問
Q. iDeCoとNISAはどちらを優先すべきですか?
A. iDeCoは掛金が所得控除になるため「今すぐ節税効果がある」のが特徴。NISAは引き出しの自由度が高く、iDeCoは60歳まで引き出せません。余裕があれば両方活用が理想ですが、節税を優先したい場合はiDeCoを先に検討するのがおすすめです。
Q. 途中で掛金を変更したり、停止したりできますか?
A. はい。掛金額は年1回(2018年以降は毎月)変更できます。経済的に厳しい場合は掛金を月1,000円(最低額)まで減らすか、一時停止(拠出0円)にすることもできます。口座維持費は引き続き発生します。
Q. 転職したらiDeCoはどうなりますか?
A. 転職先の企業型DCや新しい職種に応じて加入区分が変わり、掛金上限額が変わります。手続き(加入者種別変更)が必要なので、転職が決まったら早めに運営管理機関に連絡しましょう。
まとめ
- ▶iDeCoは掛金全額が所得控除になり、年収700万なら年間約8万円以上の節税効果
- ▶2022年改正でほぼすべての20〜65歳が加入できるようになった
- ▶手数料0円の証券会社(SBI・楽天・松井など)を選ぶのが基本
- ▶口座開設から初回引落しまで2〜3ヶ月かかるため早めに動くこと