セルフメディケーション
セルフメディケーション税制の対象薬の見分け方
最終更新日:2026年4月8日
免責事項:本結果は一般的な税制情報に基づくシミュレーションであり、個別具体的な税務相談ではありません。 推定節税額はあくまで概算です。最終判断は税理士にご相談ください。
この記事でわかること
- ✔ セルフメディケーション税制の対象薬の見分け方
- ✔ 購入レシートのどこを見ればよいか
- ✔ 通常の医療費控除との使い分け判断基準
セルフメディケーション税制の対象薬(スイッチOTC医薬品)とは
セルフメディケーション税制の対象は「スイッチOTC医薬品」です。これは、もともと医療用として使われていた有効成分が、一般用(OTC)医薬品として転用された薬です。
ドラッグストアや薬局で買える市販薬のうち、スイッチOTC成分を含む製品が対象です。代表的な商品には以下があります。
- ロキソニンS(解熱鎮痛)
- ガスター10(胃腸薬)
- アレグラFX(アレルギー)
- デパス(精神安定系のOTCは対象外)
- ニコレット(禁煙補助)
- ポビドンヨード含有うがい薬
💡レシートに「★」マークまたは「セルフメディケーション税制対象」と印字されている商品が対象です。スーパーやコンビニで売っている一般的な市販薬は多くが対象外です。
申請要件と控除額の計算
セルフメディケーション税制は、①特定健康診査・予防接種・定期健康診断等を受けていること、②スイッチOTC医薬品の年間購入額が12,000円超であること、の両方が必要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 控除額 | 購入額 − 12,000円(上限88,000円) |
| 最大控除額 | 88,000円(購入額10万円時) |
| 節税額の目安(税率10%) | 8,800円 |
| 節税額の目安(税率20%) | 17,600円 |
⚠️セルフメディケーション税制と通常の医療費控除は併用できません。どちらか有利な方を選択します。
通常の医療費控除との使い分け
医療費控除(10万円超から)とセルフメディケーション税制(12,000円超から)は年間でどちらか一方しか選べません。
| ケース | どちらが有利 |
|---|---|
| 病院への受診が多く医療費が10万円超 | 通常の医療費控除 |
| 病院はあまり行かないがOTC薬を多く買う | セルフメディケーション税制 |
| 医療費8万円 + OTC薬3万円 | OTC薬でセルフメディケーション(12,000円控除)か、合算で医療費控除か比較が必要 |
✅確定申告書作成時に両方の控除額を計算し、節税効果の高い方を選択しましょう。e-Taxなら自動計算できます。
よくある質問
Q. レシートに★マークがない薬も対象になりますか?
A. 国税庁が公開している対象品目リストで確認できます。ただし日常的に購入する場合はレシートの★マークを目安にするのが簡単です。
Q. 家族分のOTC薬購入も合算できますか?
A. はい。生計を一にする家族全員分のスイッチOTC医薬品購入額を合算して申告できます。
まとめ
- ▶スイッチOTC医薬品はレシートの「★」マークで判別できる
- ▶健康診断等の受診が前提条件。年間購入額12,000円超で控除が始まる
- ▶通常の医療費控除と比較して有利な方を選択(どちらか一方のみ)